四国には八十八ヶ所の他にも弘法大師空海にゆかりのある番外霊場があり、その中の20ヶ寺が集まり昭和43年(1968年)に霊場として創設されたのが四国別格二十霊場です。
徳島県に6ヶ寺、高知県に1ヶ寺、愛媛県に9ヶ寺、香川県に4ヶ寺に点在しています。
八十八ヶ所に別格二十霊場を加えると人間の煩悩と同じ百八となることから百八煩悩消滅の旅として、八十八ヶ所と合わせて参拝することが薦められていますが、八十八ヶ所の巡拝を終えてから改めて巡ってもよいとされています。
四国八十八ヶ所に比べると巡拝する人は少ないとされており、遍路道の整備がされていなかったり、離れていたり、場所によっては天候の影響を受け巡拝が難しいところもあります。
四国八十八ヶ所との違いは納め札の色で、巡拝回数で変わるのではなくて、一般は白、先達は黄、権中先達は赤、中先達は緑、権大先達は銀、大先達は金、特任先達は錦となっています。
各寺院で納経をする際に1ヶ300円で「四国別格二十霊場除災招福念珠玉」を購入することが出来、念珠を仕立てることが出来ます。
珠には、お寺の名前が入っており、少しデザインが違う男珠と女珠、紫檀製、腕輪用があります。弘法大師空海の姿が映る親玉これのみ1ヶ500円で、頂ける寺院は3年に1回変わります。
2015年現在は親玉は8番 永徳寺、通称十夜ヶ橋(とよがはし)にて授与されています。