国分寺

第15番 国分寺 ( こくぶんじ )

【山号】

薬王山 ( やくおうざん )

【院号】

金色院 ( こんじきいん )

【寺号】

国分寺

【札所番号】

第15番

【開基】

聖武天皇

【駐車場】

15台無料

【宿坊等】

無し

【本尊(祭神)】

薬師如来

【ご詠歌】

薄く濃くわけわけ色を染め塗れば流転生死の秋のもみじは

【ご真言】

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

【宗派】

曹洞宗

【所在地】

〒 779-3126   徳島市国府町矢野718-1

【電話番号】

088-642-0525

創建は天平勝宝8年(756年)以前、天平年間には災害や疫病(天然痘)が多発したため、
聖武天皇は仏教に篤く帰依し、国の安寧を願い、全国各地に国分寺を創建します。
国分僧寺(こくぶんそうじ)と国分尼寺(こくぶんにじ)に分かれ、
正式名称は、国分僧寺が「金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら)」。

八十八ヶ所には徳島・高知・愛媛・香川の四県にそれぞれ国分寺があり、
ここはその最初の札所になります。
行基菩薩が薬師如来を刻み、聖武天皇から釈迦如来像と大般若経、
光明皇后のご位牌厨子を奉祀されたと伝えられています。
創建当初は法相宗の寺院として金堂や七重塔など壮大な七堂伽藍を有する大寺院でした。

弘仁年間(810 - 824年)に弘法大師空海が巡錫した際に宗派を真言宗に改宗します。
天正年間(1573 - 1592年)に長宗我部元親の兵火によって焼失してからは長らく衰微し、
寛保元年(1741年)に徳島藩主蜂須賀家の命により郡奉行速水角五郎が復興にかかり、
吼山養師和尚が再建した際に曹洞宗に改宗されます。

境内には正面奥に本堂があり、本堂の手前右に大師堂。大師堂は1996年に火災で焼失
したため2014年に再建されています。
その横に不浄を清める火神・厠の神である烏瑟沙摩明王のお堂があります。
国指定の名勝「阿波国分寺庭園」は、山水の思想を反映した広大な庭園で、
阿波の青石などを用い、橋や、築山、泉水、枯山水などが表現されています

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