極楽寺

第02番 極楽寺 ( ごくらくじ )

【山号】

日照山 ( にっしょうざん )

【院号】

無量寿院 ( むりょうじゅいん )

【寺号】

極楽寺

【札所番号】

第02番

【開基】

行基菩薩

【駐車場】

5台無料

【宿坊等】

15名

【本尊(祭神)】

阿弥陀如来

【ご詠歌】

極楽の弥陀の浄土へ行きたくば南無阿弥陀仏を口癖にせよ

【ご真言】

おん あみりた ていせい から うん

【宗派】

高野山真言宗

【所在地】

〒 779-0225   徳島県鳴門市大麻町字桧壇の上12

【電話番号】

088-689-1112

奈良時代(710年~784年)、開基は行基菩薩と伝えられています。

弘仁6年(815年)、弘法大師空海が巡錫(じゅんしゃく)の際、二十一日間にわたり、
阿弥陀経を読誦(どくじゅ)し修法された折、結願の日に阿弥陀如来の姿を感得したため、
その姿を刻み本尊としました。御本尊・木造阿弥陀如来坐像は、尊容が美しく、
国指定重要文化財に指定され秘仏となっています。

ところがその後、阿弥陀如来の後光は遠く鳴門の長原沖まで達し、魚が採れなくなり、
困った漁民たちが光を遮るために本堂の前に小山を築くと、それからは大漁が続くように
なりました。山号の「日照山」はそれにちなんでつけられたと云われています。

天正10年(1582年)に本堂が長宗我部元親の兵火により焼失しましたが、
万治2年(1659年)に阿波藩主の蜂須賀光隆公の援助によって再建されています。

境内には安産修行大師像、子授け地蔵、願掛け地蔵、水子地蔵、一願水掛不動尊、
仏足石に加え、樹齢1000年を超える「長命杉」があります。弘法大師のお手植えで
病気平癒・身体健全・諸願成就が叶うと言われ、鳴門市天然記念物に指定されています。

本堂内部にはきらびやかな装飾と均整のとれた配置で、県内に現存する曼荼羅の中でも
最高傑作と評される絹本著色両界曼陀羅図と地獄極楽図があります。
ともに県指定文化財に指定されています。

▼次の3番札所 金泉寺 までは約 2.6km