【山号】
【院号】
【寺号】
【札所番号】
【開基】
【駐車場】
【宿坊等】
【本尊(祭神)】
【ご詠歌】
【ご真言】
【宗派】
【所在地】
【電話番号】
標高618メートルの太龍寺山の山頂近くにあり「西の高野」と言われています。
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺」といわれ、徒歩でしか登れないため阿波の
難所の1つでしたが、現在は徳島県那賀郡那賀町の鷲の里駅(道の駅鷲の里に併設)
から阿南市の太龍寺駅を結ぶ四国ケーブルのロープウェイが運行するようになったため、
楽に参拝することができます。
創建年は延暦12年(793年)、に桓武天皇の勅願によって堂塔が建立され、
弘法大師空海が本尊の虚空蔵菩薩像など諸尊を刻んで開創したと伝えられています。
弘法大師空海が19歳の頃、境内の600mほど西にある舎心嶽という岩の上で虚空蔵求聞持法
という真言を百万遍となえる最も難行とされる修法をしたと弘法大師空海が24歳の頃の著作
『三教指帰(さんごうしいき)』に記されています。.舎心は「捨身」の意。
山号は修行地の舎心嶽より、寺名は修行中の大師を守護した大龍(龍神)にちなんでいます。
皇室や武家の尊信が厚く栄えていましたが、天正年間(1573〜92)の長宗我部元親の兵火に
よって焼失し衰退します。その後も復興と荒廃を繰り返しますが、その都度ときの藩主の保護を
うけ再建されています。
山門(仁王門)の金剛力士像は鎌倉時代の作品で、徳島県では最大にして最古。山門をくぐり
参道を進むと右側に六角経蔵、護摩堂、持仏堂(本坊)、納経所。
この先の石段を上り石段の途中に鐘楼門。上がって左奥に本堂、その左後ろに求聞持堂。
本堂とは逆の右に進むと橋の先に大師堂拝殿。
履物を脱ぎ拝殿回廊を回り込んで拝殿裏に行くと大師堂奥殿があります。
多宝塔は本堂と大師堂の間の丘の上。
ロープウェイを利用する場合は、山頂駅舎出口の前の石段を上ると本堂の正面に出ます。
本尊の御開帳は毎年1月12日の法要のあと正午頃から午後3時頃まで本堂の中に入って拝観できます。
多宝塔には法界虚空蔵、金剛虚空蔵 宝光虚空蔵、蓮華虚空蔵、業用虚空蔵の五尊による五大虚空蔵が
安置されています。
本堂、大師堂、御影堂、護摩堂 、多宝塔、六角経蔵、 本坊 、仁王門、鐘楼門は国の登録有形文化財に
なっています。奥の院に舎心ヶ嶽、龍王山 黒滝寺があります。
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