金泉寺

第03番 金泉寺 ( こんせんじ )

【山号】

亀光山 ( きこうざん )

【院号】

釈迦院 ( しゃかいん )

【寺号】

金泉寺

【札所番号】

第03番

【開基】

行基菩薩

【駐車場】

2台無料

【宿坊等】

無し

【本尊(祭神)】

釈迦如来

【ご詠歌】

極楽の宝の池をおもえただ黄金の泉すみたたえたる

【ご真言】

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

【宗派】

高野山真言宗

【所在地】

〒 779-0105   徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66

【電話番号】

088-672-1087

奈良時代の天平年間(729年-749年)に聖武天皇の勅願により
行基菩薩が開創し、金光明寺と称していましたが、
後に弘法大師空海が巡錫(じゅんしゃく)の際、
水不足を解消するために掘った井戸から黄金井の霊水が湧出したことから
寺号を金泉寺に改められました。

御本尊は釈迦如来像、脇侍に阿弥陀如来、薬師如来の三尊像。

この由緒ある井戸は、大師堂近くの黄金井地蔵の前にあり、
「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、
のぞいて自分の顔が映れば長生きできるといわれています。

亀山法皇(天皇在位1259-1274年)の信仰が厚く、
京都の三十三間堂(蓮華王院)に倣ならった堂舎を建立し、
千躯の千手観音を安置し、背後の山を「亀山」と命名し、
山号も「亀光山」と改め勅願道場としました。

この堂舎には経蔵がおかれ、学僧たちで賑わったといいます。
以来、皇室との縁が深く、長慶天皇(在位1368-1383年)の御陵も本堂裏にあります。

天正10年(1582年)には長宗我部元親の兵火により
大師堂以外の大半の建物を焼失しますが、その後再建され現在に至っています。

黄金の井戸をはじめ、弁慶の力石、満願弁財天、慈母観音、
格天井に花鳥画が描かれた護摩堂など見所が多くあります。
梅雨時期には沙羅双樹が咲くそうです。

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