【山号】
【院号】
【寺号】
【札所番号】
【開基】
【駐車場】
【宿坊等】
【本尊(祭神)】
【ご詠歌】
【ご真言】
【宗派】
【所在地】
【電話番号】
創建は弘仁年間(嵯峨天皇代)。開基は弘法大師空海。
弘法大師空海が閼伽ヶ谷(アカガダニ)で修業をした際に、
紀州熊野権現が現れ、『永く衆生済度の礎とせよ。』とのお告げとともに
一寸八分(約5.5cm)の金の観音像を授けられました。
その場に堂宇を建立し、霊木に自ら等身大の千手観音像を刻み、
その胎内に授けられた観音像と仏舎利百二十粒を収めて本尊としました。
これが熊谷寺の縁起といわれています。
昭和2年(1927年)におきた火災により、本堂とともに本尊も焼失し、
昭和15年(1940年)に再建されますが、第2大戦で工事が中断、
昭和46年(1971年)にようやく堂宇が完成、本尊も新たな物になります。
四国霊場最大級の仁王門は貞享4年(1687年)の建立で、現在の境内からは
100mほど南にあります。和様と唐様の折衷様式で、間口9メートル、高さ12.3メートル、
2層目の天井や柱には極彩色の天女の姿などが描かれていますが、残念ながら
非公開になっています。レプリカは見ることができます。
天女が描かれた散華は肌守りとして納教所でも販売されています。
熊谷寺の熊にちなんだ、クマ守りもあります。一体一体色や模様が違い、
とても可愛らしいので女性やお子様へのお土産に良いかも知れません。
山門(仁王門)は木造弘法大師坐像、大師堂、多宝塔、中門、鐘楼、大師堂内厨子とともに
徳島県指定有形文化財になっています。
中門には極彩色の多聞天(毘沙門天)、持国天の二天門。納経所横には弁財天。
多宝塔は四国最大最古。安永3年(1774年)建立、高さ20m。
内部には胎蔵界大日如来像を中心に、東に阿閦如来、南に宝生如来、西に無量寿如来、
北に不空成就如来が安置されています。
紫陽花、藤、牡丹、芍薬、皐、菖蒲など、心を和ませてくれる四季折々の花も見所です。
桜と白木蓮は見事な枝ぶりです。
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