【山号】
【院号】
【寺号】
【札所番号】
【開基】
【駐車場】
【宿坊等】
【本尊(祭神)】
【ご詠歌】
【ご真言】
【宗派】
【所在地】
【電話番号】
石鈇山 福智院 横峰寺は山岳信仰の霊地で修験道の道場でもある
霊峰石鎚山の北側の中腹・標高750m辺り、四国霊場で3番目に
高い場所にあリます。
遍路転がしと呼ばれる急坂の続く難所で、伊予の関所寺です。
標高1,982mの石鎚山は、西条市と久万高原町の境に位置する
近畿以西の西日本最高峰で、横峰寺や前神寺では石鈇山(しゃくまざん)
とも呼ばれます。
横峰寺へは徒歩だと登山道入り口から約2.2km、約1時間30分の道のりです。
冬季12月下旬から2月までは通行止めになりますが
平野林道有料道路(石鎚森林組合管理)があり、
境内から少し離れた駐車場までは車で登ることもできます。
創建年は白雉2年(651年)と伝えられています。
役行者(役小角)が石鎚山頂星ヶ森で修行をしていると、
蔵王権現が現れたので、その尊像を石楠花の木に刻み、
小堂を建てて安置したのがはじまりといわれています。
天平年間(729-748年)に行基菩薩が入山、延暦年間(782-806年)には
石仙仙人が桓武天皇(在位781-806年) の脳病平癒を祈願し成就、
大同年間(806-810年)には弘法大師空海が星ヶ森で厄除けと開運祈願の
星供養の修法をしていると、やはり蔵王権現を現れたため、
本尊に大日如来像を刻み四国霊場に定め、堂宇の整備を行いました。
以来、石鎚神社の神仏習合の別当寺として栄えますが、
明治4年の廃仏毀釈により廃寺、明治13年に寺号を大峰寺として復興、
その後、明治42年(1909年)に元の横峰寺と改めています。
本堂には大日如来坐像と金銅蔵王権現御正体像が祀られ、
ともに県指定有形文化財に指定されています。
境内には右大臣・左大臣や狛犬、聖天堂、納骨堂、庫裏・客殿、
右手に剣、左手に巻物を持つ星供大師があります。
国の史跡に伊予遍路道 横峰寺道 、
奥の院に星ヶ森、薬師堂、横峰寺別院があります。
石楠花の見頃は5月上旬頃。
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