巡礼の際には絶対必要というものは特にありません。ただ回っても良いでしょうし、納経帳や納経軸などを持っていかれると、より良いでしょう。
四国八十八ヶ所巡りの装備(管理人の場合)
四国八十八ヶ所巡礼は遍路と呼ばれ、他の霊場と一線を画している感があります。
所謂歩き遍路さんという方が結構いらっしゃることが大きいと思います。
四国八十八ヶ所は、四国全域を海岸にそってぐるりと一周しているような形になっています。よって、四国八十八ヶ所を回ると四国を一周することになります。
かなりの距離です。昔の方は当然現在のように交通手段が発達していませんので、基本が歩き遍路だった訳ですが、現在でも正装した上で、歩き遍路をされている方をかなりの確率で見掛けます。
遍路の正装・必需品
真っ白な装束に、菅笠、杖というのを見たことがある方も多いでしょう。これが遍路の正装です。
・金剛杖(こんごうづえ)
・白衣(はくい)
・輪袈裟(わげさ)
・菅笠(すげがさ)
・持鈴(じれい)
・手甲(てこう)
・脚絆(きゃはん)
・地下足袋(じかたび)
さらに、お参りに必要なものとして、
納札(おさめふだ)
勤行本(ごんぎょうぼん)
線香(せんこう)
灯明(ろうそく)
数珠(じゅず)
納経帳(のうきょうちょう)
納経軸(のうきょうじく)
があげられるでしょう。
遍路の正装・必需品は絶対揃えないと駄目?
初めて行く方は考えてしまうところでしょう。結論から言うと、全部無くても構わないと思います。
もって言ったほうが良いかなと思うものを揃えられたら良いと思います。
私の場合、線香・ろうそく・納経帳のみの装備でした。
最初に行ったの寺院に最後に回らなければ駄目?
納経帳にも色々種類があって、納経帳の最後に最初に回った寺院にお礼参りと書いているものが有ります。
これしないと駄目なのか?という疑問がよくあるのですが、したければすれば良いと思うのですが、別にする必要はありません。