霊山寺

第01番 霊山寺 ( りょうぜんじ )

【山号】

竺和山 ( じくわさん )

【院号】

一乗院 ( いちじょういん )

【寺号】

霊山寺

【札所番号】

第01番

【開基】

行基菩薩

【駐車場】

100台無料

【宿坊等】

無し

【本尊(祭神)】

釈迦如来

【ご詠歌】

霊山の釈迦のみ前に巡り来てよろずの罪も消え失せにけり

【ご真言】

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

【宗派】

高野山真言宗

【所在地】

〒 779-2030   徳島県鳴門市大麻町坂東京塚126

【電話番号】

088-689-1111

四国八十八か所一番札所として名高い霊山寺です。

どこから巡っても良いとされる遍路ですが、当寺は第一番札所「一番さん」の愛称で親しまれ、多くの人の出発地点となっています。
そのため境内に遍路用品のお店があり、必要な道具をここで揃えることができます。
また、遍路作法についてなども教えてくれるので、出発地点にぴったりです。

聖武天皇の勅願によって行基が天平年間(729年~749年)に開創したとされている当寺の由来は、
815年(弘仁6年)空海が当寺を訪れ37日間に渡って修行を行った際、1人の老師を取り囲んで僧侶たちが仏法に耳を傾けており、
その様子が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が仏法を説いている様に見えたことから、
和の国の天竺の霊山、すなわち竺和山霊山寺と名付けられました。
往時は七堂伽藍と並んで阿波三大坊のうちの一つとされ壮大な伽藍を誇っていましたが、
1582年(天正10年)、長曾我部元親の兵火によって堂塔が焼失し、
それを阿波藩主であった蜂須賀光隆公が復興しました。
しかし1891年(明治24年)の出火が原因で再度多くの建物を失いました。
その後100年の時を経て、今では近年の建物でありながらもその姿は往時のものと変わらないとされ、
第一番札所として今でも多くの人で賑わっています。

また、山門の脇には縁結びの観音様が祀られています。
この縁結びと言うのは恋愛のみならず仕事や友人など様々な縁を取り持ってくれるとされていますから、
立ち寄った際には是非足を運んでみたいところです。