第13番
大日寺
(
だいにちじ
)
【山号】
大栗山
(
おおくりざん
)
【院号】
花蔵院
(
けぞういん
)
【寺号】
大日寺
【札所番号】
第13番
【開基】
弘法大師
【駐車場】
5台無料
【宿坊等】
15名
【本尊(祭神)】
十一面観世音菩薩
【ご詠歌】
阿波国の一宮とはゆうだすきかけてたのめやこの世後の世
【ご真言】
おん まか きゃろにきゃ そわか
【宗派】
真言宗大覚寺派
【所在地】
〒
779-3132
徳島市一宮町西丁263
【電話番号】
088-644-0069
八十八か所中、大日寺は、4番札所の黒巖山・大日寺、13番札所の大栗山・大日寺28番
札所の法界山・大日寺と3つあります。
こちらの13番札所の大栗山・大日寺の創建は弘仁6年(815年)。
開基と伝えられている弘法大師空海が、この付近にある「大師が森」で、
護摩の修行を行った際、大日如来が現れて「この土地は霊地であるから一寺を建立せよ」
と告げます。そこでその大日如来の姿を刻み本尊とし、堂宇を建立しました。
それにちなんでお寺の名前は大日寺となりました。
天正年間(1573年 - 1592年)に長宗我部元親の兵火により消失してしまいますが、
江戸時代の前期頃、徳島藩3代藩主蜂須賀光隆によって再建され、
その後、阿波一の宮神社の別当寺になります。
当時は一の宮神社の方が札所として参拝されていたようです。
明治の神仏分離によって神社は独立し、元々大日寺にあった大日如来像は
脇仏となり、十一面観音像が本尊として祀られています。
近年作られた新しい山門をくぐると、樹齢100年をこえる巨木の側に合掌の形をした厨子が
あります。中に安置されているのは極彩色の美しい「しあわせ観音」。
本堂横には撫でると除病の功徳があるという「賓頭盧尊者像」。
赤いお顔をしており「おびんずる様」と呼ばれ親しまれています。
奥の院には本尊を金剛蔵王大権現大滝山とする建治寺、新奥の院には本尊を波切不動明王、
遊戯観音(ぼけ封じ観音)とする如意山 國中寺。境内には国中神社もあります。
ぼけ封じ三十三観音霊場13番札所でもあります。
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